ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism  

 

 

ジャポニズムライブ映像が手に入る世の中になって早一週間と一日このままこの世の果てまでこの映像を観ていたい。そのままいつ死んだかわからないまま一生を終えたい。そんな危ない思想に陥りそうになるほどに2015年の嵐のライブツアーはすさまじかった。本当に嵐ヤバい。人智を超えたヤバさを感じます。

15周年の節目の年にあえてデジタルとヒューマニズムの混合というコンセプトをしっかり持った2014年のライブツアーデジタリアンはとんでもなく素晴らしかったしこれを超えるエンターテイメントは向こう100年は出てこないと本気で信じていましたがその次の年にジャポニズムを生み出していることに度肝を抜かれる。それはデジタリアンがジャポニズムより劣っているというような事ではないし、そんなあいまいな尺度で語られることではなくて、まったく別のコンセプトを軸としてまったく別のアプローチから生み出された今世紀最高傑作ともいえるエンターテイメントをふたつもたった2年で作り上げてしまう嵐の圧倒的なクリエイティブ精神のことを言っているのです。どんなインプットを続ければあんなぐうの音も出ないアウトプットが出来るというのか。まじで嵐が精神と時の部屋で極秘強化合宿してるのはお見通しだから早くその様子も映像化してくださいお願いします。

イン・ザ・ルーム冒頭の二宮くんの湿気をまとった歌声に相応しい仄暗い世界から大サビで一瞬に真っ赤な世界に導かれる演出、マスカレードの横の空間を存分に使ったザ・ジャニーズの演出、Japonesqueでの嫋やかな女性的な演出の後に間髪入れず重厚な割にはリズミカルにもほどがある和太鼓が流れる心の空で一気に大和魂を魅せつける演出。「We're like 五奉行」とかしれっとかまされても軽率に受け入れる。櫻井くんに強気を謳わせたら右に出るものはいない。

どの演出にも観客とステージの間に見えない膜が覆っているかのような全くの別世界を物理的に同じ空間に居ながら見せつけられているような時間を擬似体験できる。今「実は嵐は架空の生命体です」って言われても涙流しながら仕方なしと受け入れられるくらい現実味の一切介入しないコンサートだった。観終わったあとはただただ涙を流しながら右手の拳を空に突き上げてうおおおおお!!!と大観衆が押し寄せる幻覚が目の前に浮かびます。それでいて嵐はアイドルおじさんとして存在してるんだからずるい。おじさんでアイドルで2組に分かれるときは30過ぎても5万5千人の前でグとパでわかれるし何ならそれを自覚してる冷静な尺度も持ち合わせててずるいじゃん。拳握りしめる力も強くなるじゃん。

あと本当売上の事とやかく言うの野暮だって分かってるんですけど、実質一種売で初動ブルーレイ・DVD合わせて50万枚以上売るのはどう考えても化け物級のヤバさだし、それに見合った内容なこともヤバい。評価や人気に驕らずそれに見合った以上の実力を身に着ける嵐の勤勉さも超ヤバい。特典映像つけてほしい気持ちもあるけど裸一貫で勝負した心意気もめっちゃ納得のヤバさ。嵐ヤバたん。