先に生まれただけの僕が終わってしまった世界に思うこと

昨日宇宙で一番好きな校長先生なるみんこと鳴海先生の新しい姿が更新される世界が終わってしまいました。えーさみし。昨日は朝から終わってしまうことに対する焦燥感に襲われていました。最終回とか意味わかんない。何終わるって。聞いてない。知ってたけど概念としては聞いてない。わしは知らんぞ。

 

でも最終回を見た今はなんだか晴れやかな気持ちです。なにより終わり方がすごく良かった。そして事務長の言葉に泣いてしまった。お茶目だけど「学校の先生は忙しいんです!」とか「指輪も渡せなかったくせに!」とか言いたいことは言わなくてもいい事も含めてはっきり言うタイプの人が正直にはっきりと、「私は校長よりずっと年上ですが、あなたを尊敬しています。」と言って自分の将来を案じてくれる。「ずっと一緒に仕事がしたいけど、これからは私達が頑張ります。」と言ってくれる。涙でる。鳴海校長が頑張ってきたことを認めてそれを言葉にしてくれる人がいる事が、婚約者と職場を失いそうになり屍と化したなるみんの心をどんなに潤したか。こんな魅力的な人が味方についてくれる。誠実に生きていく事の大切さを感じる。よかった。なるみん頑張ってよかった。

 

だから尚更ふられなくてよかった。さとちゃんいい娘だもん。ちゃんと自分が溜め込んじゃう性格なのも相手に求めすぎるズルさも全部分かってて悩んでた。自分が求めるものよりも相手の気持ちを考えられる優しい強い娘だよさとは。同時に真柴先生の女としての誠実さも感じた。この歳で良い人だなって思う人にはもう相手がいたときのやるせなさとか、結婚指輪の有無を確認してしまう自分のいやらしさに自己嫌悪とか、変にアドバイスしたり結婚勧めたり、お酒飲み過ぎちゃったり。でも一度も自分にチャンスがあるって思わなかったし、誰にも相談しなかった。ちひろちゃんは誰にも言わなかったんだよ。誰かに抱きしめてもらってほしい。誰かっていうか綾野先生に抱かれてほしい。ちひろちゃんだってかわいいよ。ほんとそう思う。あとあの一連のシーンは蒼井優ちゃんの女優の底力を感じました。

 

プロポーズすごくよかった。なによりフラッシュモブじゃなくて本当に良かった。かっこいい。世界一かっこいい求婚。一億人が振り返る「もう少しきいて?」最高やん。さとをギュってしたときの大切なものを包み込んでる感じも良い。会社で何してんだ。いーぞもっとやれ。ちゅー待機時間返せ。ほんとよかった。

 

結婚も職場も掴み取るんじゃなくちゃんと自分の言葉でストンと手の中に落ちるようにするなるみんの手腕すてきだ。自分の選びたいものを誠実に見極める。嘘をつけない自分のこと見つけて嘘をつけない天職に巡り会えたこと、これは鳴海先生が一生懸命京明館を変えようと努力したから。だから鳴海校長が学校に残る決断を諭したのが自分が変わっていこう変わろうと諭した生徒と先生達だったのすごいよかった。美しいギブアンドテイク。

 

なるみんの緩やかな人間性の成長が描かれてる世界観が本当に丁寧ですてきだったけど、一番好きだったのは二話のいじめを止めるシーンではっきりと先生達は君たちがいじめをしていると思っていると伝えたシーンなんですよね。鳴海校長の人となりがよく分かる。生徒だろうと気を使ったり日和ったり逆に見下したりせず一人の人間として向き合おうとする人間としての根本的なあり方があのシーンに込められていた。そして一番櫻井翔としての人間性とシンクロしていたと思う。雑誌のインタビューで脚本家の方が話していた櫻井くんが「この立場の方を若干否定するみたいになりませんか?」と脚本家の方に台詞の訂正を提案して採用された話がすごく好きなんですけど、脚本家の先生はヒットメーカーだし彼はドラマの現場は自分の畑ではないということを自覚しているしこの言葉を言うのは勇気がいったと思うけど、それでも言ったのは「先に生まれただけの僕」と言う作品に主演として関わることに誠実だからだったんじゃないかと思う。だから意見も受け入れられた。いつも誰かにとって間違いにならないような配慮と批判を恐れない姿勢で発してくれる櫻井くんの言葉を汲み取るような役柄が来たのは櫻井くんが頑張って来たからだ。鳴海校長を櫻井翔くんが演じたのは櫻井くんが生きて来た証みたいだ。

 

本当に最初から最後の最後の最後まで最高だった。最後の仕掛けさくちむの笑顔を見ただけでどんなに良質な現場だったのか手に取るようにわかる。よかった。本当によかった。土曜日22時いつも楽しみでした。そして実際楽しかった。なるみん楽しかったよありがとう!!